キックなしでもクロールは泳げる!

医療従事者が水泳の常識にメスを入れていきます。

11 クロール推進力のメカニズム

 

私はメカニズムを学ぷことが好きな人間。ガキの頃から、なんで車は走れるんだ?なんでヒコーキは空を飛べるんだ?そういうことに、興味深々だったんです。

メカニックになるのが夢だった。(航空機設計関連の仕事に従事してた。)

自動車のプラモデル等、よく作りました。ラジコンカーは、古くなったらバラしてまた組み立て直したりしてた。ビデオデッキや、カメラもバラした。ほんと、探求心旺盛でした。自分で、しくみが理解できないと納得いかない。

というわけで今回は、あなたが納得できるように解説してみました。クロール推進力のメカニズムです。↓ 

 入水~グライド時は、肩甲骨を使って肩を前に突き出します。(意識としては、脇の下を伸ばす)こうすると、自然に体幹が回転します。

そして、肘を伸ばした勢いつまり、惰性の力で体は前に進む。

だから、プルに力は必要ないんですね。

 

ちなみにプルは、ストレートプルになる。

これは、10の空手の記事で説明したように、入水する腕とプルする腕は、同時に素早く動く必要があるからです。

 

本当にS字にかかなくてもグングン進むんです。

 ”もぐらが穴を掘っている”と評された泳ぎには、ちゃんと理由があるんですね。

 

 キックを使わないで勝負したら、おそらく学生さんと互角に競いあえるでしょう。少なくとも、水泳部に所属していた頃の私よりは、速く泳げます。

 

次回も引き続き、クロールをメカニック(←いつのまに医療従事者をやめてるんだい?)の視点から見ていきます。タイトルは『前に伸ぼす腕はなぜ斜め前方なのか?』です。あなたも考えてみて?

 

[ 7日5日一部改訂]