キックなしでもクロールは泳げる!

医療従事者が水泳の常識にメスを入れていきます。

18 キックなしクロールことはじめ

キックなしクロールの練習!

※2ビートキックを本格的にマスターする前にも、キックなしクロールを練習することをぜひおすすめします。

ここからは、私が実際に練習した中で、一番効果があった練習方法を紹介したいと思います。あくまで、私が試行錯誤をして考えたドリルなので、全ての人に効果があるかは分かりません。ご了承くださいね。参考にしてもらえばいいです。

水面に伏し浮きで、足先までしっかり浮いていることが前提です。口すっばく言いますが、08の浮く技術を実践してね。キックは一切使いません。両足は、自然に伸ばしたまま。どうしても浮けなかったら、プルブイを使用するのもあり。浮いている時は、プール底を見ます。息は吐きません。止めて行います。なお、苦しくなったら立つ。肺に空気を詰め直したら再び浮いてくり返します。

今回のドリルの目的は水をとらえること。なにしろキックを使わないわけだから、効率の良いストロークが必須となります。その第1歩です。

動画はシャドーでやってますが、実際にプールで浮いていることをイメージ。↓

 

 14で説明した水の性質を最大限に利用するんです。水の反作用です。手の平側だけでなく、手の甲側にも抵抗を感じるように!ちなみにこれやると、肩のインナーマッスルである棘下筋が適度に鍛えられます。 

でもでも、こうやって動画の中の自分を見ると、ちょっと笑えてきます。変てこな格好をしたおっさんが、変てこなダンスをしてるように見えて。あはははっ!自分で笑ってどうする!

でもね、このドリルほんとに効果ありです。騙されたと思ってやってみて。やってみないと、良しあしは判断できないでしょ?このドリルをやると、今までのスカスカ感とは明らかに違います。水に体を委ねる・・ではなく、腕を通して水に体を支えてもらうんです!そんな感じで練習できたら最高です。

このドリルは、最近の教本でもドッグプルとか、ドッグパドルと言う名前で紹介されています。

 

次回は、進まないクロールを紹介したいと思います。え?意味不明!いやいや、ちゃんと意味のあることしか私は紹介しないから大丈夫。