キックなしでもクロールは泳げる!

医療従事者が水泳の常識にメスを入れていきます。

19 ちっとも進まないクロールの練習です。ん?

つまり、キックなしクロールの練習です。

ああ、キックを使わないんだから進まなくて当たり前か・・。え!?まてよ?んなことないだろ!あんたの言ってることがよくわからん!

そうあなたは思うでしょ?でも、ほんとに進まないクロールを練習するんです。これにはちゃんと意味があるんです。とりあえず動画の説明から。

人間が走る時、腕を振りますが、この動きをクロールに応用します。注)マラソンやジョギングじゃなくて、短距離の腕ふりね。

キックは一切使わず。肋骨を広げて肺をしっかり膨らませて浮く。(12月15日改訂)苦しくなったら立つ!足が沈む人はプルブイを使用。※前回のドリルと併せてやってね。↓ 

 動作はゆっくり。あわてない。前には全く進まなくてもOK。なぜかというと、進もうと思うと人間、本能が出て一生懸命になるから。あと、この状態が息つぎしやすいからです。 

水泳を学習する時はとにかく落ち着いて、ゆっくり動作で練習するといいんです。もがきを覚えてしまっては、元も子もない。ほら、ゆっくりした動きの太極拳を思い出してみて?あれ、なんでゆっくり練習するかというと、ゆっくりでないと感じとれないものがあるから。クロールも同じく、ゆっくりした動きを身に付ければ、重心移動を感じとれるようになります。これを感じとれるようになれば

上級者に仲間入りできますよ!

このドリルに、勝手に名前を付けてみました。走るから”ラン”。う~ん、もっといい名前ない?誰か、このドリルに名称をつけてください。コメント頂ければ、ブログ記事で使います。このドリル、2ビートキックや、息つぎにも応用が効く、マルチなドリルです。ぜひ試してみて。

次回は息つぎ。どんな方法で練習してもうまくならなかった人必見ですよ!