キックなしでもクロールは泳げる!

医療従事者が水泳の常識にメスを入れていきます。

51 正真正銘のキックなしクロール

 

 [お知らせ]

本日、読者のうえださんから、『グライドバタフライ』のとても貴重な映像を頂いた。→52記事コメント欄参照

うえださんは、つい最近まで25mしか泳げなかったそうである。より現実的な泳ぎのイメトレになると思うのでぜひ参考にされたい

 

2015年3月1日、52 記事『知られざるバタフライのメカニズム』を投稿させて頂いた。しかし、私の不注意から48と49記事の間に入ってしまった・・。読者の皆さん、お手数をおかけして本当に申し訳ない。

 

 

 

当記事について

先日草食王子さんから、軸の安定性についてのご要望を頂いたので、項目を増やしている。また、度々で申し訳ないが、記事を追加している。あなたがまだ気付いていない事もたくさんあるはずだ。ぜひ一読を。

また、腹圧に関する記事を53記事にも追加させて頂いた。読まれた方も、再度目を通して頂きたい。より、理解度が上がると思う。

 

 

 

 

今回から、文表現を イメチェンする。実は私、目が弱く文字入力が結構大変である。なので、字数を減らす為に、ですます調は止めることにした。偉そうな印象を与えるかも知れないが、皆さんどうかご理解を。

 

 

 

さて・・このブログ『キックなしでもクロールは泳げる!』であるが、肝心の映像を紹介していなかったことにいまさら気が付いた。なんて鈍いのだろう・・。というわけで、キックなしクロールをお届けする。↓

  クロールの推進力は上半身が8割と言われる。しかし、私のキックなしクロールを見る限り、上半身10割だ。

クロールの推進力は体幹の回転より生まれる・・。

 

 

 1 姿勢カ

過去の私は、我流スイマーで6ビートクロールしか泳げなかった。バタ足はもちろん得意だった。しかし、私の隣りをハイテンポな2ビートクロールで追い抜いていくスイマーがいた・・

なんでキックを頑張らないのに速いんだろう?なんでこっちは頑張っているのに遅いんだろう?疑問を抱きながら、いつしか2ビートに憧れていった。

こんな私が、2ビートクロールを本格的にマスターしようと思いたったのが2007年の初頭。たまたま見つけた練習法がTIスイムだった。初めは独学でスケーティング、ジッパードリル等を実践した。そして・・2008年にTIスイムの船堀サロンに足を運んだが・・ショックだった。

初めて見る私の泳ぎはかなりのオーバーローリングで、体がグニャグニャした醜いクロールだった。2ビートを打っても、足がバタついていた。

船堀でのレッスンは、泳速をかなり落として行ったが、ゆっくり泳ぐととても不安定になる。

今思えば、姿勢を維持する力がなかったのである。土台(幹)がしっかりしていなければ、いくらTIのドリルを学んでも無駄だ!

そう悟った私は・・独自に伏し浮き、サメのポーズ、そして・・キックなしクロールを実践するようになった。

 そうやって士台を作り上げた上で、再びTIのドリルを実践し泳いでみた。するとどうだろう。まるで別人がそこに映っているではないか!それが2013年10月だった。そう、当ブログを立ち上げた頃だ。

TIの専売特許である『体幹の回転カ』が効いた泳ぎになっていた。

そして現在は、かつて憧れていたあのハイテンポな2ビートクロールで泳いでいる。↓

 

http://www.nicovideo.jp/watch/sm29878276

 

体幹の回転カを味方にするには、ブレないで泳ぐ姿勢カが必要だ。ブレない力をつけるには、キックなしクロールがとても有効である。

 

    皆さんもキックなしで泳いでみてはいかがだろうか?足をブラさずにまっすぐ揃えで泳げるだろうか?

そしてゆっくり』泳いでみてほしい。

キックなしでゆっくり泳げば、現在のあなたの姿勢力が判る。

 

初めてキックなしで泳いだあなたは、足がぐわんぐわんと大きくブレることだろう。このブレをいかに抑えるか・・。それには腹圧が関っている。

しかし、46記事で紹介した腹圧のかけ方が、どうしてもわからない人はたくさんいると思う。

 

 

 

 

 

 

2 ブレない技術

 

 キックなしで泳ぐと、数々のことが見えてくる。

視線をプール底に向け、頭頂部を水面下に沈めると不思議なくらい体幹が安定することがわかるだろう。それは対称性緊張性頸反射が抑制され、自然に腹圧が入るからだ。

 

そして、グライドの手は水面に平行ではなく、ななめ前方へ伸ばしたほうが腰がよく浮くこともわかる。

 

また、腹圧を入れキックなしでプル動作をすると、ストレートプルがいかに合理的であるかにも気付くはずだ。S字プルを行うと、下半身が大きくぶれやすいのだ。

 

さらに・・最後まで押しきるフィニッシュをすると、必ず足は下がる。通常のクロールでは(キックが下半身を浮かしてくれる為)目立たないが、キックなしでは、ごまかしが効かないのである。

 

ついでに、前を見て背中を反らすと、腹圧が入らずお腹がぽっこり出た姿勢になる。これは体脂肪の多い女性に多いが、左右方向が安定しない為、どうしても外かき(S字プル)になる。あなたは心当たりはないだろうか?

目線が違うだけで姿勢が大きく変わり、プルの軌跡まで変化してしまうのだ・・。

前を見るとS字プルが安定する。

下を見るとストレートプルが安定する。

 

 

 姿勢。そもそもクロールの姿勢とは何なのか?

 それは斜めにローリングし、一方の肩を水面上に出した状態、すなわち半身(TIで言うスケーティング)だ。

私はよく、スイム最後にグライドする。これを練習すると自然に半身を体得できるようになる。↓

 

 

 

もう一つ重要な事を書き忘れていた。それは・・2本のレールである。

前に伸ぱす腕を、進行方向つまり、肩の延長線上にまっすぐ伸ばすことだ。

もし腕を内側に伸ぱしてしまうと軸がブレる。次のビデオを見ると頭が左右に動いているのがわかる。↓ 

そのセルフチェックのやり方がある。前方にある手は斜めに下げている為、視界に入るはずだ。(水面に平行に伸ばすと、手先は見えないはずである)その手先を上目使いで見る。決してアゴを上げてはならない。目だけを前方に動かすのだ。このポジションで手先が内側に入っていないか確認するのだ。

ここまで読んで疑問を抱いた人もいるだろう。入水側の腕を意識すると、プル側の手は意識出来ないんじゃないか・・?

 そう、出来ないのである。肘の角度は何度、手の平の向きはどちら、S字に動かして・・などなど。

ここで質問。私のプルを観察しても無駄である。ということが解るだろうか?

え?どういうこと? 

 

それは・・私のプルは無意識だからである。要するに、入水意識なのだ。冒頭のキックなしクロールは、入水する腕に意識を強く持っている。

それでもプル側の肘は曲がっていく。意識せずともちゃんと曲がる。なぜそれが可能なのか?それは、手先意識でかこうとしていないからである。プル側はリラックスしているのだ。

 

リラックスしているから肘が曲がる。

 

このようにビデオ分析というのは、泳者が自ら解説しないと大変な誤解を生むことになる。第三者のビデオ分析は当てにならないこともよくある。

 

 次に、私が独自に編み出したロール角コントロール技術。

それは肩をアゴに密着させることである。(17記事参照)これを行うと格段に左右の軸の安定性が向上する。

ロール角のコントロールであるが、耳に近づけるとロール角は浅くなり、アゴ先に近づけると深くなる。

このように、肩とアゴのラインの接触部位を変えていくことにより、45°~60°の範囲に微調整が出来る。

くれぐれも、頭を肩に寄せないように。頭を動かしてしまうと、かえって軸がブレるので注意。

 

キックなしクロールと直接関係ないが、参考になるドリルがある。軸の切り替えを強化するジッパードリルだ。↓

これは、私が最も多用するドリルである。

このドリルのポイントは、軸を切り換えた後(体幹が回転した後)、手先から足先まで一直線になったことを感じることである。スキーをやった事のある人は、スキーの板のイメージを持つといいだろう。まっすぐな板(身体)に重心を乗せ換える感じである。その感じをキープしたまま、リカバリーする。リカバリーはなるべくゆっくり行い、肘から先は脱力する。すると、指先が水面をなぞる形になる。注)必ずしも手先を完全に水面上に出す必要はない。大切なのは、背中方向に肘を引き上げるのではなく、脇を開くように外へ肘を体から離していくこと。

この様子が、水面にあるジッパーを引き上げるように見える為、ジッパードリルと呼ぶのだ。

尚、軸が安定するようになるまでは、息つぎをせず頭を動かさずに泳ぐとよい。念を押したいが、TIで言うスケーティングをマスターしてから取り組んでほしい。

 

 

初めてキックなしで泳ぐと、下半身がブレまくる。その原因は、腰が常に動いて(ローリングして)いるからだ。ブレないで泳ぐには、腰が静止している状態を保つ必要がある。

よく誤解されるが、ゆっくり泳ぐ時も、緩やかに腰を回転させではならない。腰の回転(左右軸の切り換え=スイッチ)というのは一瞬である。入水する手の速さと同じくらい速く回転させる。だから、静止する間が作れるのだ。腰が斜めに傾いて静止している時に、リカバリーを行うのである。

もう一度ジッバーの映像をご覧頂きたい。腰が回転した後、しばらく静止していることに気付くだろう。冒頭のキックなしクロールも同様だ。これがブレない秘密である。

 

 余談だが、左右の軸の安定性は微妙に違うことを感じている人もいるだろう。どれだけ左右均等に訓練しても、完璧に同じ様に出来ないことに・・。それは左右の筋力が違うからだ。んなこと誰でもわかってるよ!

しかし、もう1つ根本の原因がある。実は、意外と知られていないが、肺の大きさが左右違うからなのである。だから、完璧に左右同一にする必要はない。私も左右のロール角は違っている。

 

ついでに、肺の話が出たのでもう一つ。

人間は、右呼吸が圧倒的にラクなのは、右の肺が大きいからなのだ。右肺の浮力が大きい為、右側へ体を傾けるのが容易なのである。さらに・・左の肺が小さいのは心臓があるからなのだが・・

その心臓の心尖は左に向いている。あなたは経験がないだろうか?人間は、ひどく疲れている時や妊娠している時、左を上にして横になると、とても胸が苦しくなることがある。

これも意外と知られていないが、左を上に横になるというのは、心臓が逆立ちをしているのと同じ状態だからだ。心臓にまつわる話は、後日平泳ぎの記事で紹介したい。ともかくクロールは、片側呼吸に徹する場合は、右側呼吸をお勧めする。

 

 

 

キックなしクロールを練習すると、本当のフォームとは何か?がわかる。

 

 

 

 

 

 3 プルブイ 

 

 ここで私からの提案。それは、プルブイの有効活用。

水泳選手はごく当たり前にプルブイを使う。なぜ一般の皆さんは使わないのだろうか?特にトライアスロンが目的であれば、なおさらプルブイは必要だ。なぜなら、プールは海に比べ下半身が沈みやすいからだ。海で泳ぐ状況に近づけて泳ぐことが大切になる。プルブイなしでブールで練習すると、いざ海に出た途端、身体感覚の違いに戸惑ってしまう。

プルブイの利点、それは必然的に足を閉じる為、足をまっすぐ揃える良いクセが身に付くことだ。

そこで、私のもう一つのおススメは・・プルブイを挟んでキックありで泳ぐこと。幅の狭い2ビートキックが出来るようになることは間違いない。私はプルブイのおかげで股を閉じたキックが出来るようになった。

 

 2つ目。

足が沈む人は、最初はプルブイを使って練習したほうがいい。下半身を浮かしたらどんな感覚なのかを知る必要がある。

また、プルブイを挟んだほうが、無駄な緊張が取れよりストロークに集中出来る。

初級者は、プルブイなしで泳ぐと、どうしても足が沈む為、無駄なキックを打つ。そのキックを習慣にすると、なかなか改善しないのは言うまでもない。

しかし・・

 プルブイを挟むと下半身がフラつく。

そこで、そのフラつきを早い段階から抑える訓練(具体的には腹圧を入れる)をすれば、近い将来きれいな2ビートをマスター出来るだろう。

 

そもそも水泳の練習は・・

本当の身体の扱い方は、リラックスした状態から学習すべきである。そりゃ最初のうちはプルブイを外した途端に沈むだろう。

 

皆さんは幼い頃、よく補助輪つけて自転車に乗った記憶はないだろうか?

あれは、恐怖心を払拭し、通常の自転車と全く同じ感覚で学習出来る。初めのうちはぎこちないが、日が経つにつれ、いつのまにか外しても乗ることが出来ただろう。

プルブイも同じである。足が沈む焦りから開放され、自然な形でスイムに導いてくれる。そして・・日が経つと、いつのまにかキックなしで泳げるようになる。なぜなら、ストロークに意識が向き、頭と体で試行錯誤するからだ。私はそうやって学習したのだ。

 

 

 

 さて・・

ほとんどの人は自分の泳ぎを、ビデオで直接見たことがないと思う。ではどうやって現在の足の浮き具合を知れば良いだろうか?それは第3者に見てもらうことだ。1人ではとても無理である。しかし、なかなか人に頼めない人も多いだろう。独学で練習するのであれば、プルブイありとプルブイなしを交互に練習することをお勧めする。別に、スイムに限ったことではない。ふし浮きや各種ドリルでも活用してほしい。

 

これは私の自論だが、

水泳も『理想の正しいバランス感覚』をまず体感させることからスタートすべきではないか?ここが抜けてしまっているから、いつまでも上達しないんじゃないかな?なにしろ、『正しい』感覚を知らないのだから・・。それを知っていれば、現在の自分がどれだけ上違したかもわかる。お手本を見るだけでなく、お手本を体感すること。そしてフィードバックすること。

 

独学の場合、体で比較する物差しがないと、いったいどうなっているのかさっぱりわからない。足がどんなに沈んでいても気付けない。これでいいと思ってしまう。こういう人達が初めてビデオで自分の姿を見た時、必ずえ~?こんなに沈んでいたなんて・・と絶句することになる。

 

 なにより大切なのは、 現在のあなた自身の姿勢を知ることである。

そして、姿勢カを身に付け、足をまっすぐ浮かせ静止させること。

 足が沈んでじたばたしている限り、本当の泳ぎには永遠に辿り着けない。

今時のプルブイはカッコいいのだ!

皆さんも選手のつもりでぜひ活用してみてほしい。

  

注)ここで誤解のないよう付け足すが、プルブイにどっぷり頼るという意味ではない。プルブイはあくまで補助だ。プルプイを挟んでさあ安心!では意味がない。よく誤解している人を見かけるが(腹圧を入れず足をブラブラさせている)、プルブイを外したところで足は沈むだろう。足をブラさずいかにまっすぐにキープするか、この努力なしにフラットな姿勢は身に付かない。あなたは将来、プルブイをずっと狭んで泳ぐのであれば努力は要らないが。

 

 

 

 

 

 

  4 板キック 

私の体脂肪率は10%だ。過去の私は、キックなしクロールはプルブイがないと出来なかった。ではなぜ浮くことができるのか?

それは伏浮きやサメのポーズやキックなしクロール等、浮く練習をひたすらやっていたからだ。誰よりも多く練習した。この練習量だけは誰にも負けない。

 

実は私、前述のようにプルブイを挟んで練習した時期がある。

なぜ?それは皆さんと同じく足が沈むから。そして・・今でもキックなしクロールをよく練習している。プルブイあり、なし交互に。そして今では・・キックなしクロールそのものが私にとって浮く練習になっている。

 

 

ところが周りを見ると、伏浮き等、浮く練習をするスイマーはほとんど見かけない・・。

逆に板キックをしているスイマーはよく見る。そして、板キック後は即スイムだ。

キックを頑張ってスイム?

なんだ文句あるか!キックで浮かすんだよ!

しかし、私には到底考えられない。なぜなら力むことを練習することになるから。

 

 

じゃあなぜ学生さんや一流選手は板キックをしてるんだい?

それは推進力をキックからも得て、より速く泳ぐ為。

ここで誤解してはならないことを指摘しよう。クロールの推進力はあくまで上半身から生み出される。私のキックなしクロールを見れば明らかだ。そして、残り2割はキックから。というより、上半身10割プラスαでキックなのだ。

板キックの目的をもう一つ。それは心肺機能の強化である。キックをやると息がかなり上がる。

下肢は酸素消費量が圧倒的に多いのである。

これを逆手にとって練習するのだ。なぜ思いっきりバシャバシャやるのか?これで納得だろう。

 

そもそも、ラクに泳ぎたい!のラクとは、どういうことなのだろうか?それは・・無駄な力みのない、無駄な動きのない状態つまり、酸素消費量を抑えた状態なのである。

すなわち

究極のラクとは、息が上がらない状態なのだ!

そこが理解出来ていれば、キックはなるべく打たないほうがいいことがわかるだろう。その意味で2ビートなのだ。だからキックなしを勧めるのである。(22記事と動画参照)

ラクを追求するのであれば、板キックをする必要はない。選手として大会にでも出ない限り。

 

 

キックで推進力を得るものではない。

 

 

 

キックで下半身を浮かすものでもない。

 

 

 キックに頼ってばかりいては、いつまでもラクにはならないのだ。

ラクに泳ぎたい!のであれば、浮く練習をもっともっともっと増やすべきである。

 

じゃあ具体的にどうすればいいんだ!オレはキックも必要なんだ!浮く練習してるヒマはないんだ!

いや、ある。意外なところに・・あなたは気付いていないだけだ。

今、手にしているビート板を使わないでキック練習すればいい。

伏し浮きでキックをすればいいのである。

 このほうが腹圧も学習出来る。

なぜ?

前述した対称性緊張性頸反射。

実は、頭を上げて板キックをすると腹圧がかからない。はい?お腹に力入るよ?

それは間違った力の入れ方だ。腹圧というのは、腹筋に力を入れお腹全体を固めることではない。さらに、呼吸をしたままでは腹圧はかからないのである。背筋ばかりが緊張する。

水泳の基本であるドローイン腹圧は、アゴを引いた状態つまり、伏し浮きで息を止めて行うぺきなのだ。このことを理解していない指導者が大変多いことに疑問を抱く。

私が板キックを勧めない本当の理由はここにある。

 

さらに・・

大人のスイマーの中には、腕をまっすぐ頭上に上げられない人もいるだろう。そのような人が板キックをすると、必ず下半身が下がる。その為、膝を大きく曲げ伸ばしするクセがついてしまう。このような観点からも、ふしうき姿勢でキックすることをお勧めする。むろん、手先を水面にキープする必要は全くなく、ななめ前方に伸ばせる範囲で構わない。

 

 

もう一度考えてみたい。ふし浮きは何の為に練習するのだろうか??

それは・・抵抗の少ない姿勢を作る為だ。

本気で速く泳ぐには、筋力で推進力を増やすか、抵抗を削減するかである。私達大人は、筋力はどうしても低下していく。ならば、基本中の基本であるふし浮きを極めてみてはいかがだろうか?

 

足を浮かせる練習、すなわちふし浮きとは、腹圧の練習なのだ。

 

あなたは、腹圧を入れる練習量が全然足りていないのである。私も最初は腹圧のかけ方がわからなかった。しかし、くり返しふし浮きをするうちに出来るようになった。

その理由は、腹圧により

内蔵が前に移動したからなのだ!

             体の内部で重心が前に移動したのだ。

内蔵が移動するには時間を要する。一朝一夕で変化するものではない。

 ※腹圧のヒントは46記事をご覧頂きたい。

人間は、くり返せばくり返す程、足が浮く体質になってゆくのである。

 

 だから伏し浮きをする。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm26270748

 

補足!!

伏し浮きをする時は、大きく息を吸って必ず 止 め る こと!

 水中で息を吐くと確実に足から沈んでいく。まさか伏し浮きで息を吐く人がいるとは・・私はここまで想定していなかった。

また、足が沈みやすい人は、面かぶり(ノーブレ)のクロールも息を必ず止めること!苦しくなったら立てばいい。

 

私がなぜキックなしで足が沈まないのか?

それは・・水中で息を止めるからなのだ!

 

私にとって、あまりにも当たり前すぎて補足すら忘れてしまっていた・・本当に申し分けない。

  

ラクに泳ぎたい!その気もちはよくわかる。だから、厳しいことを言うようであるが、後々ラクをする為に今、苦労すること。究極のラクを手に入れるには、浮く練習をくり返すのみ。天才でもない限り、くり返す以外に道はないのである。

体を使う(スポーツ全般に言える)ということは、脳と筋肉を繋ぐ神経の伝達を強化する作業だ。単純作業のくり返しなのだ。

伏し浮きの練習し始めは、なかなか効果を実感出来ないかも知れない。いや、実感出来なくてもいい。なにより大切なのは、実践することだから。 私など、伏し浮きが完璧に出来るまで5年かかっている。

とにかくやってみる。続けてみる。そうこうしているうちに必ず出来るようになる!私がそれを実証しているのだから。

 

 

 今年最後のシメに、私の座右の銘であるこの言葉を贈りたい。

 

 

継続の天才になれ!