キックなしでもクロールは泳げる!

医療従事者が水泳の常識にメスを入れていきます。

07 水泳の上違に必要な事とは?

ブログを立ち上げてから、文章ばかりで少々面白みに欠けていました。今回は動画を入れてみようと思います。

さて、上の見出しにあなたは何と答えますか?他のスポーツにも共通することですが、何が必要だと思いますか?

私ならこう答えます。「正しいフォームを目に焼き付けること」です。これはつまり、正しい体の使い方を頭にインプットするという意味です。予備知識なしに、何ができるというのでしょうか?

私は泳ぐだけでなく、ギャラリーにもなり、人の泳ぎを観察します。いわば人間ウォッチングですね。

その中でも、泳ぎがうまい人のフォームを、じっくり観察するのです。また、ネットでも動画をよく見ます。技術は盗むものなんです。

さらに、見るだけでなく、正しい体の使い方を、実際に真似してみます。しかし、水泳というスポーツは、自分のフォームを、自分の目で見ることができません。

そこで私のした事というのが、シャドースイムです。どういうことかというと、自分の姿を鏡でチェックするのです。

もし、あなたがビデオカメラを所有しているのであれば、自分の姿を録画して見るのもいいでしょう。

↓私のシャドースイムです。参考にしてみて下さい。

※プルは意識しません。力を抜いて、だらんと下げます。実際に水中でプルすると、重力がかからない為、軽く肘は曲がります。

 また、エントリーの手の平は外に向ける必要は必ずしもありません。手の先を脱力すれば自然に外を向いてしまうだけです。決して親指入水!と意識しているわけではないんです。誤解のないように!

 

内旋の反動を利用したリカバリーを追求する為に、参考になる体操があります。広島カープマエケンもやっているサークルスクラッチ。

これをやると体幹主導(腰の回転及び肩甲骨の動き)が学習出来ます。また、肩関節の内旋外旋もよくわかるようになります。この体操の動きをリカバリーに取り入れたのが私の泳ぎです。

サークルスクラッチと、私のシャドースイムを見比べると(特に後ろから見ると)、酷似していることがよくわかりますね。

 

 

 

私の泳ぎが、加速度的に上違するようになったのは、何度もくり返し、お手本となる人の泳ぎを見て、そのイメージでシャドースイムを続けたからです。

陸上で出来ないことは、水中でも出来ません!

理屈は要らない。体で覚えるのです。自分からやるんです。人に言われてすることではありません。

うまくなりたいからやるんです!

今の私は、これをプールの中で立って行います。そして実際に浮いて、そのままフォームを保って泳ぎます。

もちろん、浮けなけれは、このようなストロークの練習はできません。(そのためにプルブイがありますが・・。)

 

最後にもう1つアドバイスがあります。

水泳は、解剖学、生理学、運動学の知識があると、さらに理解しやすくなります。私の記事には、この類の言葉がよく出てきますよね?

水泳というのは、水中でどのように体を扱うかということです。体の扱い方を学習するには、まず体のしくみを知る必要があります。時間があれば、ぜひ勉強される事をお勧めします。

 

 

次回はいよいよ、浮く技術についてお話したいと思います。