キックなしでもクロールは泳げる!

医療従事者が水泳の常識にメスを入れていきます。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

11 クロール推進力のメカニズム

私はメカニズムを学ぷことが好きな人間。ガキの頃から、なんで車は走れるんだ?なんでヒコーキは空を飛べるんだ?そういうことに、興味深々だったんです。 メカニックになるのが夢だった。(航空機設計関連の仕事に従事してた。) 自動車のプラモデル等、よく作りました…

10 空手パワーをクロールに活かす!

推進力は体幹から生まれる。ん?いまいち、よくわからん!昔の私はそう思っていました。重心を左右に乗せ換えることぐらいにしか思っていませんでした。私は他のスポーツもよく見ます。ある時、空手の選手が、コーチの指導を受けているのを目の前で見ました。ひょっ…

09 ローリングについて

今回から、少しくだけた文面で書いてみようと思います。というのも、こないだ友人から、ちと、堅すぎるんじゃないか?って指摘されたんです。読み返してみれば確かに・・何カッコつけてたんだろうね。反省!気もち入れ替えました。 今回のテーマは、クロールのローリング…

08 浮く技術 !

以前の記事 03 で予告したように、今回は技術的な話をします。 私達の浮き袋(肺)は、肋骨の上下運動と横隔膜の働きによって、膨らんだり、縮んだりします。普段肋骨は、重力によって下がっています。つまり、肺は縮んでいるわけです。このまま伏し浮きをするとどうなる…

07 水泳の上違に必要な事とは?

上の見出しに、あなたは何と答えますか?他のスポーツにも言えることですが、何が必要だと思いますか? 私ならこう答えます。正しいイメージを目に焼き付けること、です。泳ぎがうまいと言われる人のフォームを、じっくり観察する事です。 さらに、見るだけでなく、実…

06 キックを打たないと速くなる!?

水泳は、何との戦いだと思いますか?答えは、水の抵抗との戦いです。 大人から水泳を始めた方の、キックを見ていますと、大半の方が、非効率的な打ち方をしています。キックを打ち下ろしたあと、(アップキックをしないで)両足が開いたままだったり、蹴り幅が大きかった…

05 キックを打たないと浮きやすくなる!?

いきなりですが、生理学的な話をします。 血液が流れている血管ですが、では運動すると、その筋肉を栄養する動脈血管はどうなるでしょうか?当然、酸素と栄養をたくさん供給するため、拡張します。逆に運動しないと収縮します。 そこで、ビート板を使ってのキックにつ…

04 固定観念に縛られすぎている!

クロールを泳ぐ時はキックを打ちます。誰もがそうでしょう。それは当たり前だからです。 しかし、私はそう思いません。常識は、自分ではなく他人が作ったものだからです。 大人になってから水泳を始めた方が、口を揃えて言われることの一つに、キックは難しいというの…

03 あなたが浮けないのはなぜ?

水泳の基本である"浮く”の話。 教本通りの説明はしません。あくまで医療従事者の視点から。 あなたが浮けない理由には2つあります。 生理学的な問題 技術的な問題 今回は1つ目について述べていきます。 地球上は、重力というものが支配しています。 陸上(日常)では、…

02 なぜキックなしで泳げるの?

上の見出しのように、なぜ?と思われたかもしれませんが、本当です。 今の私は、キックを全く打っていません。それでもちゃんと前に進みます。↓ http://www.nicovideo.jp/watch/sm27841287 さらに、ゆっくり泳ぐことを練習すればするほど、速くなっていきます。 もち…

01 プロローグ

ラクに泳ぎたい! きれいに泳ぎたい! 人前で堂々と泳ぎたい! 少ないストローク数で大きく泳ぎたい! とにかく、周りから上手だと言われる泳ぎがしたい! あなたはきっと、そう思っているでしょう。 でも、現実には無理だ・・いくら泳いでもうまくならないよ・・できっこない…

00 プロローグ

このブログでは、私が今まで水泳をやってきて気付いたこと、そこから得たこと、改善してきたこと等をまとめていきます。 単なる体験談に終わらないように、医療従事者の立場から、医学的な見解も含めていこうと思います。 ぜひ参考にしてみてください。 当ブログがあ…